毎日暑いです。
昼間、外に出ると蝉の鳴き声がミンミンうるさいです。
でもふと思うと、蝉は幼虫の間は地中で樹木の根から吸汁して、
数年から十数年を過ごすそうで。
さなぎから脱皮して、やっとのことで成虫になったら、
ミンミン鳴いて、嫁さん探して木の上で交尾して、
そのまま地上に落ちても交尾したまま離れないそうです。
固い絆で結ばれてる感じです。
やがて、1〜2週間で死んでしまいます。
あの小さな身体であれだけでかい鳴き声を出すのは、
人間の耳でさえ、うるさいと思うのに、
地中にいる年数が長い分、地上に出て来たらそのうっぷんとでも
言ったらいいのか?わかりませんが、死ぬまで鳴き続けます。
短い命で、なんとも儚いな〜と思いました。
人間に例えると、のどから血が出て潰れるくらい1〜2週間絶叫してるような
感じでしょうか?気が狂ったか?と間違われそうです。
蝉は何か言葉を発してるんでしょうか?
ただ、鳴いてるだけなんでしょうか?鳴くことで自分を主張してるのか?
よくわかりませんが。
人間の寿命は70〜80年なので、蝉と比べるのもなんですが、
1〜2週間の命の限り、鳴き続ける蝉は夏しか知らずに死んで行きます。
春や秋、冬を知らずに。
春夏秋冬を感じながら生きて行く人間はなんとありがたいと思います。
でも人間の世界はいろんな煩悩があり、ほとんど欲の世界です。
捉えようによっては、自分で良いようにも悪いようにも
どうとでもできるこの世です。
ちょっとはマシな一生を送りたいです。
ふと独り言でした。