GARY MOORE / LIVE AT MONSTERS OF ROCK(2003Release)
90年代以降のゲイリー・ムーアはブルースに傾倒して、
それはそれでいいんですが、昔のHRのゲイリー・ムーアを知ってるものとしては、
ロックの第一線から退いて、渋めのブルースを地味にやるのも年と共にそうなるのは仕方ないかと思ってました。
でもゲイリー・ムーア自体気が変わりやすい性格のようで、これまでもブルース、フュージョン、ハードロックとアルバム出すごとにアルバムの志向が変わったり、サウンドもモダンなものに挑戦してみたりだったので、いずれまたハードロックのアプローチでアルバムを出すだろうと思っていました。
70年代後半から80年代はハードロックでのゲイリー・ムーアが今のゲイリーを不動の地位にしたと思うので。
2003年になり、この「LIVE AT MONSTERS OF ROCK」というライブアルバムが出ました。収録されてる曲を見て、驚きました。
ハードロック時代の曲「SHAPES OF THINGS」「WISHING WELL」「DON'T BELIEVE A WORD」「OUT IN THE FIELDS」「PARISIENNE WALKWAYS」と懐かしい曲をトリオ編成で演奏してます。
「OUT IN THE FIELDS」をまさかやるとはびっくりと歓喜でした。
フィル・ライノットの面影が頭によぎりました。
50代になってもギター弾く指の動きは全然衰えてないのがさすが人間国宝と言われるだけあります。
ましてはギター弾きながら歌も歌ってるのですごいです。
ギター弾いて歌歌う人はやはり強いですね。
断然業界で生き残れるので。