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2005年 10月 31日
明日へ
きょう、7年10ヶ月働いてた会社を辞めました。
明日から違う職場で全く未経験の仕事をします。
今まで働いてた会社はイベント企画会社で音響、照明、特殊効果(レーザー、花火)、ステージ設営などをやる会社でもう出来てから26年くらいになります。
社長が学生時代、バンドでドラムを叩いてたので音楽がきっかけでスタートした会社です。
僕の7つ上の兄貴が、会社の創世記に1年ほど社長と一緒につるんでたので、僕も小学校5、6年の頃兄貴の後を付いてった時、会社の社長に会ってました。
記憶はおぼろげですが。
僕が18の時、高校卒業して東京に上京した年の夏に、
兄貴から岐阜に知り合いでレコーディングスタジオ持ってる人がいるから
録音しに行ってみるか?と言われて、
18の夏に岐阜に兄貴と行きました。
きょうまで働いてた会社に初めて来た時です。
スタジオに行って、僕は中学2年から3年の6月まで名古屋に住んでたので、
その時のバンド友達を呼んで、ベースの子と、ドラムの子を。
三人で僕のオリジナル曲を録音するつもりでしたが、スタジオで合わせたら、
ドラムの子が下手クソで、結局ベースは友達に弾いてもらって、他のドラム、ギター、キーボード、ボーカル、コーラスを僕一人で2曲録音しました。
ちゃんとお金払って。ミキシング/エンジニアの人が付いてくれたので。
2日間かけて、夜は会社に雑魚寝して。
その時以来、僕の兄貴に社長が「お前の弟、ギター上手いやないか〜!」と。
社長とはそれから僕が東京でバンドやってても、たまに電話してきて、
「元気か〜?何やっとる?」なんて。
「岐阜に来いよ!」とかよく言われました。
でも僕は東京でバンドで夢持ってやってたので、その頃は全然行くつもりもありませんでした。
やがて年月が経ち、バンドも解散して20代最後の年の暮れに、社長が仕事で東京に来てて、何年ぶりか?僕の所に電話がかかってきて、
「久しぶりやな〜!今東京におるんや。時間あったら会わへんか〜?」と。
当時僕は三鷹に住んでました。
新宿で待ち合わせて、社長と会いました。新宿に東京営業所があったので、営業の人もいました。
そこで、今の僕の状況を話したら、社長は「岐阜に来るしかないやろ」と。
それで僕は1997年のクリスマスイブの夜にわざわざ岐阜からワンボックスで僕の荷物を取りに来てくれて、車に荷物を積んで夜中の東名を走って岐阜に来ました。
バンドも上手くいかず、当時の僕は夢破れて、まるで都落ちした落ち武者の気分でした。
もう首吊って死んでやろうか?とも思ってました。
そんな時、社長は住む所も仕事場も提供してくれて、
「お前は俺らの家族みたいなもんや〜!」と言ってくれて。
月日が経って、自分も精神的に田舎に来た分、落ち着いてきて普通に生活できるようになりました。
流れ流れてたどり着いたこの土地で、最初東京という大都会から岐阜に来た時の落差にちょっと戸惑ってました。
刺激がなく、何もない。でもただひたすら月日は過ぎて行く。

以来この会社で8年近く働いてきました。
思い起こせば、いろいろ昔のこととか思い出します。
でも先々のことを考えると、今の会社にいたら自分自身何も進歩しないままだと思ったので、30代後半に突入したので、これが40を過ぎたらもっと転職は厳しいと思って、一大決心でした。
社長への感謝の気持ちもありますが、会社の状況、待遇とか考えると、転職せざるをえない感じだったので。

東京にいる兄貴にも相談したりしました。
兄貴は「早く転職しろ!」と言いました。

そしてついにきょう、会社を辞めました。
明日からまた一から出直しです。
今までより、待遇も良くなるので、頑張るしかないです。
今より余裕ある生活できるようにしたいと思います。

by gohonngigoro | 2005-10-31 23:27 | その他


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